空間を越える、The Pen Friend Clubのウェストコーストロック

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はThe Pen Friend Clubをご紹介します。

隅々まで行き届いたコンセプト

ディズニーリゾートのように世界観が作りこまれた空間は、現実とはまた違った世界を見せる。それは、音楽も同じだろう。サウンドやフレーズ、アートワークなど、隅々まで意識が行きわたったものは、時空だって国だって超えさせる。The Pen Friend Clubに出会い、そんなことを改めて考えた。

The Pen Friend Clubは、平川雄一が「好きなことのみを徹底的にやりたい」と思い結成したバンドだ。60年代中期ウェストコーストロックをコンセプトにしており、その要素は様々なところに散りばめられている。
一瞬で目を惹くのは、まずビジュアルの部分だ。アートワークやホームページデザイン、衣装など、どれをとってもその時代性に適したものになっている。何一つ、チグハグなものがないのだ。そのこだわりは、もちろん音楽にも反映されている。美しいコーラスワークに軽快なリズム、等身大で綴られるリリックは、正統に文化を継承しているといっても過言ではないだろう。

先日配信が開始された『飛翔する日常/Don’t Take Your Time』は、2018年に7インチのアナログ盤としてリリースされたもの。オリジナル曲もカバー曲も聴ける、彼らの旨味を味わえる作品となっている。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・山下達郎
・Flipper’s Guitar
・TWEEDEES
・Kaede