好きなことを好きなだけ、Lily’s Lyricが柔軟に紡ぐ音

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はLily’s Lyricをご紹介します。

好きを混ぜて作る独自の世界

ジャンルに捉われないミクスチャースタイルなバンドが増えているように感じる。YouTubeやストリーミングの恩恵を最大限に反映する世代が、ゾクゾクと頭角を現してきているのだ。茨城のLily’s Lyricも、そんな空気を発する4人組だ。

彼らのコンセプトは「自分たちがいいと思ったらやる」。そういう風に謳うバンドが、ひとつのジャンルに固執してることも少なくないのだが、Lily’s Lyricの楽曲は実に多彩だ。
シューゲイザーのようなイントロで始まったと思ったら、エレクトロを交えたギターポップに昇華してみたり、アダルトな雰囲気でヒップホップと歌謡曲だって融合させようとする。それぞれがジャンルに捉われない音楽体験があり、別々のルーツを持っているからこそ創れる音楽が存在しているのだ。

先日配信が開始した『Who’s Lily?』は、彼らにとって初のフルアルバム。柔軟な感性で紡がれた10曲はバラエティーに富んでいて、Lily’s Lyricが“好きなこと”を追求していることがよくわかる。今後の活躍に期待したくなる1枚だ。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・Official髭男dism
・sumika
・Omoinotake
・Ghost like girlfriend