時代を潤す、SEVENTEEN AGAiNのパンクマインド

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSEVENTEEN AGAiNをご紹介します。

パンクなら受けとめてくれる

目を覆いたくなるようなニュースの連続にクラクラする。「急激に事態が悪化した」なんてとらえてしまいそうになるが、きっとそういうわけでもないのだろう。いよいよ目をつぶってられなくなっただけなのだ。そんな時代に、どんな音楽を聴こう。疲れた心に癒しのチルも捨てがたいが、いま一番必要なのはパンクなのではないだろうか。SEVENTEEN AGAiNの楽曲に触れていると、そう思わざるをえなかった。

反社会的な表現や騒がしい音楽として、切り取られがちなパンクミュージック。しかし本質では、ひとりひとりの生き方に寄り添う寛容な精神性を持っている。枠に収まらないことを肯定し、それぞれの居場所を尊重してくれる愛の音楽なのだ。
SEVENTEEN AGAiNは、いま一番そういう音を鳴らしているバンドといっても過言ではない。「戦争はおわりにしよう」を中心に据えた昨年リリースの『ルックアクト』は、2020年の現状を予期していたかのように欲しい言葉が詰まった作品だ。むやみな正義に身を焦がさない、自分の人生に夢中になれる、不寛容で優しい世界。それは昨今で求められているもっともたるものではないだろうか。

先日配信が開始された「こんな日も」は、感動する心が残っていた自分をふと振り返る1曲。コロナの影響でライブができない今、オーディエンスへ向けたメッセージソングとなっている。吐き気を催す日々がいまだに続いていくが、優しい歌声と言葉を携えて共に進んでいきたい。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・銀杏BOYZ
・SUNNY CAR WASH
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