社会を俯瞰する、Churchの視線

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はChurchをご紹介します。

違和感を言語化する

人間誰しも「このままでいいのだろうか」と、直面することがあるだろう。もしかしたらそれは、日常のふとした瞬間かもしれないし、何か大きな変化に対面したときかもしれない。群馬県出身、新潟生まれのChurchは、日々の生活に違和感を抱き飛び出したクリエイターのひとりだ。

彼は都内を中心に活動する、ラッパー兼クリエイター。大量の稲穂に囲まれた環境にひっかかりを覚え、上京しラップを始めた。
軽やかでキャッチャーなメロディーを強みとするChurchだが、本当に特筆すべきは日常をシニカルにとらえる感性ではないだろうか。右向け右で周囲に振り回されることなく、「自分はどう思っているのか」としっかり向き合い言語化する。だからこそ、彼の紡ぐリリックは真っ直ぐに響くのである。

先日配信が開始された『Good Comedies For Myself』、メロディックな4曲で構成されたE.P作品。ソロだけでなく、ヒップホップユニットUnicharmの相方であるLanc3 Pynchonとの楽曲も収録されている。アルバムを作ることが今年の目標らしいので、今後の動向にも注目していきたい。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・空音
・YOSHIKI EZAKI
・Gokou Kuyt