信じる意義を感じさせる、Naybeの表現

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はNaybe
をご紹介します。

ゆるがない軸をもって

“信じ続けることで失うものなんて何もないよ”。これは、2019年10月に解散したBlueglueのフルアルバムのタイトルだ。信じ続けることは、怖い。そのあとに裏切られるかもしれない、信じていた時間を無駄だと感じてしまうかもしれない。そんな恐怖心を“失うものは何もない”と吹き飛ばす一言は、Blueglueでギターボーカルを務めたNaybeこと渡辺直也の信念を強く反映しているように思えた。

2019年12月より、Naybeの名でソロプロジェクトを開始した渡辺直也。活動形態を変え“ワガママに生きる”と決意した彼だが、芯の部分に持ち続けているマインドは何も変わっていない。
音楽の力を信じ、大切にしたい人へ愛を注ぎ、良くないことはきっぱりと拒絶していく。生きていくうえで大事なことをぶれない軸として持っているからこそ、どんなジャンルを鳴らしても、どんなテーマを扱ってもNaybeの歌としてあり続けることができるのだ。

先日配信が開始された「Tokyo Seoul」は、韓国のYunbaeと制作した1曲。下北の靴下屋で働いていた友人をフィーチャーしてしまう姿勢には、Naybeが持つ愛の深さを感じずにはいられない。なおかつ、音楽としてもお遊びで終わらないクオリティに仕上げた事実に唸ってしまう都会的なナンバーだ。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・millenium parade
・長谷川白紙
・odol