創作物へ託された、Nostolaの生きる理由

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はNostolaをご紹介します。

血の通ってた美しさ

「なんで生きているのか」と訊かれたら、あなたはなんと答えるだろう。多くの人は「なんとなく」「わからない」と、答えるのではないだろうか。熊本を拠点に活動しているNostolaは、創作をするために生きている表現者だ。

転機になったのは、中学生のとき。好きなことを一緒に語り合える仲間が欲しいと思い、彼は音楽を始めた。優れたものも、好きなものも違う。それを認識したうえで、誰かの血が通った創作物を美しいと感じる感性をNostolaは持ち合わせている。
だからなのか、彼が作った音楽は、とても暖かい。フォークトロニカに影響を受けた、穏やかなサウンドは、生楽器の演奏よりも呼吸を感じるほど。呟くように歌われるリリックも、水のようにスーッと自分へ染みこんでいく。感情や記憶を整理するために、創作物として昇華する表現者こそNostolaなのではないだろうか。

先日配信が開始された『知らない道 知っている人』は、2019年11月にリリースされた作品。爆発的な刺激や新たな発見はないかもしれない。一方で、どうしても毎日が愛しくなるナンバーばかり集められた1枚だ。

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・キセル
・坂本慎太郎
・口ロロ