St. Easterが追い求める、本質的なポップ
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSt. Easterをご紹介します。
普遍的なものを
“ポップな音楽”と聞くと、どのようなものを想像するだろう。多くの人は耳に残るキャッチーなメロディーや明るくキラキラしたサウンドを思い浮かべるのではないだろうか。St.Easterとして活動するnecticは、“ポップな音楽”を“普遍的に良い音楽、周囲に流されない音楽”と定義した。
彼の作品を聞いていると、その意味がジワジワと伝わってくる。現時点で発表されている楽曲は、端から端までどれも湿っぽい。ウエットだし、ダークだし、アローン。多くの人が想像する“ポップ”の面影はないだろう。
しかし、彼の定義からいくとどの作品も間違いなくポップなのだ。1曲聴くだけでズシリと来るような重さは、「これは絶対にいい曲だ」というnecticの信念が宿っているからこそ。血肉を削り信じるものを愚直に追い求める姿勢が、時代に囚われない作品性に繋がっているといえよう。
先日配信が開始された『Monochrome Sun』は、表題曲のボーカルとしてちあき(potatopotato)をフィーチャーしたナンバー。憂鬱そうなベースラインと神秘的な歌声が溶け合う、独特な浮遊感を醸し出す作品に仕上がった。
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・小袋成彬
・岡田拓郎
・王舟