暮らしを香らせる、goodblue’の歌詞

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はgoodblue’をご紹介します。

誰かの息吹が見える歌

山手線や小田急線など、都心にはたくさんの電車が走っている。街から街を駆け巡り、日夜いろんな人を運んでいく。そんななか“京王線沿線で育んだグッドミュージック”をコンセプトに持つバンドがあった。彼らの名前は、goodblue’。2018年に活動を開始した4人組だ。

そもそも「京王沿線っぽさとは、なんなのだろうか」と考えたとき、ひとつ思い当たる答えがあった。それは人の生活が香ることではないか、と。買い物へ出かけたりデートをするような街ではなく、ずっとやっている定食屋があったりコインランドリーがあったりする町。つまり、goodblue’をgoodblue’たらしめるのは、誰かの生活が見える歌詞だと思うのだ。
君と僕がいる、半径1m（+移動できる範囲）の世界。世界平和を願う前に“君”を救うし、波乱万丈なドラマよりも些細な物語を愛する。そんな生活感こそが、彼らの魅力ではないだろうか。

先日配信が開始された「サマータイムランデヴー」は、毎月配信リリースの第二弾。ロマンスが漂う、goodblue’ 渾身のサマーソングだ。夏はすでに終盤だが、メロウな空気は夜のドライブにも最適である。