新たな視点を与える、Tommoのリリック

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はTommoをご紹介します。

LGBTQ+の当事者だから歌えることを

女性にしか歌えない曲があれば、男性にしか歌えない曲もある。だったら当然、LGBTQ+の当事者だからこそ歌えることもあるのだろう。Tommoの歌を聴いていると、そう思わずにはいられない。男性・女性と視点を限定できない歌詞と歌声は、新たな世界を構築する。

Tommoは、2019年から本格的に活動を始めたクリエイターだ。サブスクリプションで楽曲を配信すると共に、ライブにも精力的に挑んできた。
彼の楽曲は歌詞が秀逸なのはもちろんのこと、細部まで作りこまれたEDMサウンドが凄まじい。国立音楽大学 演奏創作学科 鍵盤楽器専修を卒業したということもあり、ロジカルに1曲1曲が作りこまれているのだ。気持ちの抑揚を丁寧に描くように、来て欲しいタイミングで音の波が訪れるトラックメイクは、さすがの一言につきる。

先日配信が開始された『FETISH』は、2ndアルバムとして世に放たれた1枚。ストレートなリリックと耳障りのいいトラックが病みつきになる仕上がりは、Tommoの魅力をこれでもかと味わえる作品だ。