「好き」を煮詰めた、Nassy Islandの創作
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はNassy Islandをご紹介します。
敬愛をこめてこそ
「好きなことで、生きていく」が憧れの生き方として浸透して久しいが、言うは易く行うは難し。「好きなことで、生きていく」ためには、どの分野であっても、その好きを極めるほかない。その点、Nassy Islandは、好きを極めたひとつの形態と言ってもいいのではないだろうか。
Nassy Islandは、バンドのサポートや音楽教室の講師などの経験を持つギタリスト・中島“nassy”寛太が、スタートしたソロプロジェクト。生まれた曲毎にハマるボーカリストに声をかけ、作品として展開している。
彼の作る楽曲は、自身が持つルーツへの敬愛に満ち溢れているものばかりだ。シティポップや歌謡曲、AORをこよなく愛し、中島“nassy”寛太という人物を通して表現に落としこんでいく。上澄みだけを掬ってそれっぽく表現した音楽ではなく、愛があるからこそ生まれる節々へのこだわりが、作品を魅力的に仕上げているのである。
先日配信が開始された「雨の日はアヴァンチュール」は、ゲストボーカルにRyokoを迎えた1曲。雨の日の危険な恋愛模様は、至高のピアノワークによって艶っぽく煌めく。ぜひエモーショナルな気分に浸ってほしい。