光と影を描く、ヰ世界情緒の危うさ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はヰ世界情緒をご紹介します。

二面性で虜にする

綿菓子のように甘く、パチパチキャンディーのように刺激的、それでいてブランデーのように余韻が残る歌声の持ち主、ヰ世界情緒。心地よく中毒性の強いボーカルは、まさに歌うASMRだ。

彼女が活動を始めたのは、2019年12月。理芽や花譜に続く魔女のひとりとして、世に放たれた。歌のほかにイラストやナレーションも行っており、ヰ世界を着々と形成している。
甘美な歌声は少女のようなウブさを保ちながらも、得体の知れない色気も孕む。幼さも成熟も感じさせる危うさこそ、彼女の魅力なのかもしれない。

先日配信が開始された「物語りのワルツ」「ジオラマドラマ」「いろはに咲きて」は、ヰ世界情緒にとって初となるデジタルリリース。いずれの楽曲もsamayuzameが作詞・作曲・編曲を手掛けており、彼女の二面性を強く感じることができるだろう。光と影を行き来する危うさに、ぜひ溺れてほしい。