DUSTCELLが紡ぐ、魅惑的な美×狂気

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はDUSTCELLをご紹介します。

ふたりでしか生めない世界

その音は、単なる塵や埃ではない。細胞に染みわたってリスナーの心を救う、星屑や妖精の粉だ。マジカルな音の持ち主は、DUSTCELL。2019年10月に突如現れた男女ふたり組のユニットだ。

DUSTCELLはボカロPでありコンポーザー、プロデューサーのMisumiとネットシーンで歌を続けてきたEMAで構成。コンセプトの“美と狂気”は、縛られないマインドで作られた作品に余すことなく注ぎ込まれている。
USポップやK-POPに影響を受けた最新のトラックは、跳躍や濃淡の表現も繊細で“ボーカロイドだから歌える”と思えるものも多い。しかし、EMAはエモーショナルな歌声で難なく歌いこなしてしまうのだ。MisumiだからEMAの世界を表現できるし、EMAだからMisumiの世界を表現できる。このふたりでなければなしえなかった音が、間違いなくDUSTCELLでは鳴っているのだ。

先日配信が開始された「Mad Hatter」は、デビュー1周年記念ライブで初披露された作品。ダークシンセなサウンドと妖艶なEMAのボーカルが、深溝にドンドン引きずりこんでいくナンバーだ。