ノイズを操り奏でる、the blue hourのアオい音楽

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はthe blue hourをご紹介します。

アオに結びついた景色を

ブルー、ラピスラズリ、インディゴ、シアン。ひとことで“青”といっても、無数の色が存在している。the blue hourは、そのひとつひとつの青に結びついた景色を描いていくようなバンドだ。

始動したのは、2020年9月のこと。様々なアーティストとコラボレーションしながら、音楽の持つ世界観を拡張していくプロジェクトとしてスタートしたのである。
彼らの楽曲は、オルタナティブロックの持つアクティブさがありながら、しっかりと地に足のついたポップスだ。それは、コンポーザーを手掛けるfujisakiがマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやTHE NOVEMBERS、スピッツといったルーツを持っているからなのだろう。ノイズを器用に操りながら、しっかりとアオいサウンドに昇華していくのだ。

先日配信が開始された「螢火」は、彼らにとって4thシングルとなる作品。切ない願いのこめられたリリックとドラマチックな展開が耳に残るナンバーだ。とあるバンドを模して作られた曲だそうなので、それを推測してみるのも面白いかもしれない。