bathhouseが鳴らす、真価のあるポップス

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はbathhouseをご紹介します。

研ぎ澄まされていくセンス

“のぼせる音楽”をテーマに活動しているポップスバンド、bathhouse。この11月で結成5周年を迎える彼らが、その音楽センスをめきめきと発揮し始めている。

結成当初は5人組で、ネオシティポップのようなメロウなポップスを得意とするバンドだった。2019年2月にフルート、2020年3月にパーカッションがメンバーとして加わったのをきっかけに、bathhouseらしさを色濃く放つようになっていたのである。
彼らの強みは、それぞれの音楽が持つ根っこに触れてから、自分たちの楽曲として昇華できる点だろう。たかいし(Gt.)がThe John Butler Trioから影響を受けていたり、ダイゴ(Key.)がPenguin Cafe Orchestraをルーツに持っていたり。流行を追いかけ上澄みを掬うのではなく、原点に立ち返り掛け合わせるからこそ、ポップスとして新しいものを打ち出すことができるのだ。

先日配信が開始された『SlowNewsDay』は、3連続EPリリースの第2弾となる作品。“生活に寄り添える音楽”をテーマとし、男女の気だるいボーカルが心地よい2曲に仕上がった。