カミノ・ザ ・ファンクが私たちをダンスフロアに連れて行く

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はカミノ・ザ ・ファンクをご紹介します。

多幸感を全身に浴びて

ヴォーカル、ギター、そして3人のシンセという独特な編成からなるバンド・the oto factory。
そのメンバーである神納啓太(Syn.)のソロ楽曲『Special Love』は、“カミノ・ザ・ファンク”というアーティスト名に違わないなんともグルーヴィな1曲である。

再生ボタンを押した瞬間、頭の中でミラーボールの光がゆらゆら揺れる。
the oto factoryの楽曲は和モノAORやフュージョンからの影響を感じるものが多いが、カミノ・ザ・ファンクのこの曲は多幸感溢れるファンキーなダンスチューン。
あえてのいなたい音選びが想起させる景色は「クラブ」ではなく「ディスコ」だ。
展開の移り変わりのなめらかさも、まるでDJプレイを聞いているようでどこまでも気持ちよく身体が揺れる。
曲中の歌声が実はロイヤリティーフリーのボーカルデータを使ったものだと知ったときは驚いたが、そこにもクラシックなDJ的センスと遊び心が見える。

週末、夜の街へ繰り出す時にでも聞けば、思わず歩きながら軽やかなステップを踏んでしまうかもしれない。
どこでもダンスフロアにしてしまうご機嫌なナンバーだ。