pavilionが繋ぐギターロックの未来
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はpavilionをご紹介します。
受け継ぎ、繋ぐ
下北沢・渋谷を中心として活動する4人組バンド・pavilion。彼らは90〜00年代からの影響を受けたギターロックで、今幅広い世代の音楽ファンを魅了している。
10月にリリースされた2nd EP『run-up!!』は、彼らが影響を受けたと語るthe pillows、Weezerらが得意とするようなミドルからローテンポの楽曲で構成された。そこから見えたのは、彼らが日本語ロックのDNAを脈々と受け継いでいること。普遍な美しさと調和がとれた言葉と音は、あらゆる人々の心にスッと響いていく。そして、グラデーションのようにつながる現代のロックシーンを体現していること。彼らの楽曲はUKロック、USロック、日本語ロック、全てがマーブル状になって生きている。その模様が彼らの楽曲に懐かしくも新鮮さを宿しているのだろう。
EPのラストを飾る「最後の夏」で<出会いが導いた答えは僕らの中>と歌うように、彼らのこれまでの音楽との出会いが、まだ見ぬギターロックの未来に繋がっているはずだ。