himizuの目指す、美しさを追求した楽曲
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はhimizuをご紹介します。
空間を使いこなして
東京を中心に活動している、himizu。インディーロックやシューゲイザーからの影響を強く感じさせる、女性ボーカルのロックバンドだ。
作詞・作曲を手掛けるやまぐちは「音像もコトバもメロディーも良い音楽だけが好き」と語っているが、その趣向はhimizuの音楽性にも強く表れている。
J-POP的なアプローチをとると、メロディーを優先するあまりにインストだけで成立しなくなってしまうが、彼らは決してそんなことはない。空間を柔軟に使いこなしバンド演奏だけでも成立するサウンドを心がけている。
また、日本語を基調としたリリックも純文学的で美しい。変に海外に寄せた発音にすることもなく、日本語ならではの響きを活かし、言葉の意味と情景を紡いでいくのだ。
先日配信が開始された「真夏の夜の底」は、彼らにとって5thシングルとなる1曲。すべてが特別に映った真夏の一夜を描いたナンバーは、誰の日常にも存在する“あの日”とリンクする。シンプルな構成が歌詞をより聞かせる作品に仕上がった。