R+…が歌で魅せる表情

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はR+…をご紹介します。

さまざまな色を歌って

ボーカリスト“R”とボカロP・新進気鋭のクリエイターによるプロジェクト、R+…。
2021年にオリジナル楽曲『doubt』で鮮烈なデビューを果たして以来、自身の楽曲リリースおよびカバー楽曲の発表をハイペースに行っている。

今回リリースされたカバーシングルは『キャットラビング』。
ボカロP・香椎モイミが音声ソフト可不を用いて発表したこの楽曲は、瞬く間にTikTokで話題となりバイラルヒットを記録した。
爽やかさと同時に、嫌味のない色気を感じさせるR+…の歌声。
セクシーな歌詞と性急な曲展開が妖しい魅力を演出するこの『キャットラビング』も見事に自分のものとし、原曲とはまたひと味違う余裕を見せている。
歌声による表現力も存分に発揮しており、タイトルや歌詞のモチーフにも出てくる“猫”のように、媚びないけれど甘やかな空気に満ちたこのカバー。
2分未満と非常に短い楽曲ながら、彼の声と歌の個性を深く理解することができ、聞き終える頃には小悪魔的な魅力の虜になってしまうかもしれない。

R+…は、カバーもオリジナルも、その歌声を武器にさまざまな色を見せてくれるのだ。