yohakuが起こす化学反応

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はyohakuをご紹介します。

異なるルーツを持つからこそ

Abema TVの番組「見取り図エール」内の企画「DTMマッチング大作戦」から、またひとつのユニットが生まれた。
トラックメイカー/DJのYackleと、シンガー・三田春愛によるユニット”yohaku”。
1stシングルとなる『浮雲』は、ユニットのスタートを象徴するような疾走感溢れる一曲だ。

クラブカルチャーの中でキャリアを重ねているYackle、そして弾き語りをメインとして活動を続けている三田春愛という、全く異なる二人。
この曲は、きっと企画がなければ交わることはなかった彼ら“だからこそ”の化学反応に満ちている。
Yackleによるトラックにはツーステップやトラップなどのソリッドな要素が散りばめられつつ、全体としてはポップスとして聞くことのできるキャッチーな仕上がりになっている。
その上に乗る三田の歌声は力強く、展開と音数の多さにも負けることなく楽曲の世界を押し広げていく。
二人の得意分野や個性をぶつけ合いながら、yohakuという新たな存在の確立を宣言するような作品なのだ。

リリースは2000年代生まれのアーティスト・クリエイターが集まるコミュニティ「00motion Records」から、またアートワークは同番組に参加していたトラックメイカー・Pajaが制作したもので、同世代間でクリエイティブを高め合うムードも感じられる。
この先またどんな変化が起きていくのか、まだまだ見逃せないユニットだ。