音楽愛に溢れた、HUSHのポップソング

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はHUSHをご紹介します。

ポップセンスを輝かせて

2009年、名古屋にて結成されたHUSH。The BeatlesやThe Beach Boys、フリッパーズギターなどの影響を受け、親しみやすいポップソングを鳴らしている5人組バンドだ。

メンバー各々がバンドに限らずDJやDTM、管楽器などの音楽活動も平行。なかなか全員で集合できないことをリスクとせず、それぞれのスタイルで自由に音楽と向き合っている。「才能もコネも金もなく 音楽を愛する気持ちだけでどこまでいけるか知りたい」というピュアな想いを結成当初から貫いているのだ。
だからこそ、HUSHには音楽オタクにとってたまらない楽曲が多い。曲中に散りばめられたオマージュは、作詞・作曲を担当する小出（Vo./Gt.）の音楽遍歴を彷彿させ、並々ならぬ愛や時間を注いできた事実を感じさせる。後世に語り着くべき作品やアーティストを、持ち前のポップセンスで現代に鳴らすアーティストこそHUSHなのだ。

先日配信が開始された「Moratorium Boy」は、かつて「低気圧少年」の名で発表した楽曲を再アレンジしたもの。メンバーの音をサンプリングて再構築されており、新たなHUSHの可能性に出会うことができる1曲だ。