狼煙を上げるJUNONKOALA with YARMA , RUDE BWOY LION

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はJUNONKOALA with YARMA , RUDE BWOY LIONをご紹介します。

異質に共鳴する三人

群馬県出身、1998年より活動を開始し、2012年からはレーベル・MADKANNONの主催も行っているJUNONKOALA。
近年はアメリカのサンフランシスコやオークランドに自ら出向き、現地のMCやビートメーカーとのセッションを通してさらなる吸収、成長を重ねている。
そんなJUNONKOALAより、今春リリース予定の新作『樹音個守熊』からの先行公開曲として『MOUNTAIN CONTIMAN SONG』が届いた。

同じく群馬にルーツを持つYARMA, RUDE BWOY LIONを迎え、トラックはILLSUGIがプロデュースしたこの1曲。
重たく煙たいのにどこか澄んでいるような、まるで霧に包まれた山中のようなシリアスさと居心地よさを兼ね備えたトラックに乗る3MCは、それぞれ全く異なる個性を持つ。
RUDE BWOY LIONが流れを作り出すフロウ、JUNONKOALAとYARMAが交互に深めていくライム、それを夢中で追っているうちに気がつけば奥深くまで迷い込んでしまう。

楽曲の中で一貫しているのは、3人にとって縁の深い土地である北関東と、それ以外の場所に対する視線の鋭さ。
思うように動けなかったこの数年を経て、今ここで3人が上げる狼煙を見逃せない。