リズムと溶け合うYuima Enyaの歌
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はYuima Enyaをご紹介します。
気怠い夜に寄り添う音楽
18歳からNYへ渡ってジャズを学び、即興音楽やノイズ音楽に傾倒、現在は東京を拠点に活動するシンガー・Yuima Enya。
3ヶ月連続リリースの第2弾として発表された『Boredom Walk』は、夜に溶けるような彼女の歌声の魅力にどっぷり浸れる一曲だ。
淡く包み込むプログレッシブなコード進行の上で、気怠く、そして気ままで伸びやかなYuima Enyaの歌が揺れる。
ダブのリズムは仄かな憂鬱に取り込まれそうな私たちを掬い上げ、ゆるやかなダンスに誘うよう。
プロデュースにはTAMTAMのyuthke(Gt)、制作にはACOやLUCKY TAPESのサポートの堀京太郎(Tp.)といったミュージシャンを迎えており、生音ならではのゆらぎも心地よい。
これからの季節、湿度が高くうんざりする夜、静かに心をほどいてくれるのはこんな音楽かもしれない。
6月30日(木)には今作『Boredom Walk』を含む8曲入り12inch LP「MALAKA」がリリース、さらに同日には渋谷WWWでのリリースパーティも開催される。
透き通った生命力と、リズムに身を委ねる自由さ、そして微かな熱を孕んだその声。ぜひ生で酔いしれてほしい。