リーベレイクが鳴らすスリーピースの音

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はリーベレイクをご紹介します。

三人で作る最初の音を

2020年12月に結成された東京発のスリーピースバンド、リーベレイク。
活動を始めて以来、意欲的にライブやリリースを重ねてきた3人が、2021年2月に結成後初のシングルとしてリリースした『flyer/ワンルーム』は、彼らの初期衝動と勢いを感じられる作品になっている。

『flyer』は、約3分間を嵐のように駆け抜けていく1曲だ。
ギター、ベース、ドラムが一体となったスリーピースならではのグルーヴ感で飛び込んでくるイントロから、唸るベースを皮切りに激しく絡み合う各パートのぶつかり合いからは、バンドでしか表現できない熱さが迸る。
結成からわずか二か月後にリリースされたとは思えない完成度で互いを高め合い、一丸となるそのサウンドからはライブの様子が目に浮かぶようだ。
一方、5分半を使って丁寧に情景を描き出す『ワンルーム』からは、『flyer』とはまた異なるリーベレイクの魅力を知ることができる。
曲の前半はアコースティックギターの弾き語りのみで展開され、Gt./Vo.りょうの歌声と歌詞の世界に思わず身を任せてしまう。
後半から楽曲に合流するベース、ドラムのサウンドは楽曲を柔らかく包み込むようで、リーベレイクという3人の、彼らが生み出す音楽の幅と可能性を感じずにはいられないのだ。

現在もパワフルな活動を続けているリーベレイク。
ぜひこのファーストシングルから出会って欲しい。