Layla.の歌から感じる二面性

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はLayla.をご紹介します。

冷たさの裏に熱さを秘めて

2020年から歌い手/シンガーとして活動中のLayla.より、オリジナル楽曲『Rasalas moon』が届いた。

彼女がオリジナル楽曲の発表をスタートしたのは今年1月のことである。
自身による作詞・作曲にも挑戦し、4月には全6曲を収録した初のミニアルバム『Awakening』をリリースと、シンガーとして意欲的な活動を続けている。

Layla.の透き通るように凛とした歌声からは、どこか冷たさや寂しさの匂いがする。
しかし、その声で力強く歌を紡ぐパワフルさは根底に流れる血の熱さを感じさせるようで、彼女の歌は、儚いと同時にエネルギッシュでもあるのだ。
相反するはずの2つの魅力をもって多くの人を虜にしていくLayla.の最新作『Rasalas moon』は、まさにそれを感じられる1曲になっている。
壮大なバンドサウンドの中で、激情を秘めながら、疼く痛みに耐えながら、それでも誰かに届くようにと響く歌。
繊細さと力強さの二面性に浸り、孤独な夜を共に越えてくれる楽曲だ。