UNDER SOCKSが音にするピュアと優しさ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はUNDER SOCKSをご紹介します。

音の端々からからあふれる楽しさ

2013年結成、栃木県鹿沼にて活動する3人組・UNDER SOCKS。
彼らから、約4年ぶりのリリースとなるシングル『Wall Flower』が届いた。

イントロのギターフレーズが響いた瞬間、聞き手の心に沸き上がってくるのはきっと、圧倒的にピュアな思い出と感情たちだろう。
この楽曲には、自分が夢中になれる何かと出会った日、たとえば、手にしたギターをはじめて掻き鳴らしたその瞬間のような、みずみずしく弾けるときめきがギュッと詰まっているのだ。
どこか懐かしく耳に馴染むメロディラインと歌声は、人懐っこく私たちの心の奥まで入り込んでいく。
どうしてそんな音を表現できるのかと考えたとき、ステージ上で溌剌と音を合わせる3人の姿が思い浮かぶ。
ライブを見たことがなくても、あたたかなその手触りを、心からの楽しさを描けるほどの柔らかな熱を感じられる音楽だ。

ただ実は、底抜けに明るいだけではない。
生きてきた分、見てきた分、出会いと共に別れてきた分の優しさを湛えたような歌詞は静かに胸を衝く。
生まれたばかりのピュアな喜びから、重ねていくからこそわかる優しさまで。
まるで人生賛歌のような1曲がここにある。