悲しい物語を明るく昇華する、sabioのポップミュージック

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はsabioをご紹介します。

王道J-POPを引き継いで

Hi Cheers!のメンバーとして活動していた高村風太によるソロプロジェクト、sabio。ひとりになった今も、持ち前のポップセンスを活かし伸び伸びと歌を響かせている。

2歳の頃から音楽教室に通い始めると、エレクトーンを選択。J-POPやビッグバンドの曲をひとりで弾くために採譜することを通して、アレンジの才能も身に着けていった。中学になると、iPhoneのソフトも活用しデジタルにも制作の幅を広げていったのである。
そんなsabioが「原点かもしれない」と掲げるのは、J-POPを語るうえで欠かせない存在のSMAP。ブラックミュージックを基調としたビートとマスに受け入れられるリリックは、sabioにも脈々と受け継がれているのだろう。

先日配信が開始された「Love Goes Round」は、“終わってしまった愛は消えずに他の誰かのもとへ渡されていく”をテーマにしたラブソング。悲しい物語を明るく昇華し、リスナーが前を向く手助けをする作風には、sabioの良さがギュッと詰めこまれている。