Great Silent Harbourが魅せる、ソリッドなシンセ・ポップ
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はGreat Silent Harbourをご紹介します。
約10年の時を越え
2009年から2013年まで活動し、PitchforkやFADER等でも高い評価を受け、アメリカツアーなども行っていた、6人組のインディーロックバンド、HOTEL MEXICO。そのメンバーが4人組バンドに形を変え、Great Silent Harbourとして戻ってきた。
それぞれが違うルーツを持ちながらも、“ロマンティック”をキーワードにインディ然としたシンセ・ポップを奏でていたHOTEL MEXICO。スイートで夢心地の作風は、ときにチルウェイブと称されることもあった。
一方でGreat Silent Harbourは、ロマンティックとは一味違うような気もする。ひとつひとつの音粒は磨かれソリッドになり、ドライなムードも感じさせるシンセ・ポップとして昇華。流行に振り回されることないマインドはそのままに、また違うフェーズへと歩みを進めている。
先日配信が開始された「This game is alive」は、彼らにとって初音源となる作品。時代に左右されない、シンセ・ポップを生みだすGreat Silent Harbourの歩みが楽しみになる1曲だ。