ジャンルを呑み込み鳴らすprewords

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はprewordsをご紹介します。

包括して表現して

2018年4月結成、東京を拠点に活動するシューゲイザーバンド・prewords。シューゲイザーはもちろん、オルタナティブ、ドリームポップなどの要素も取り込み進化を続ける彼らが、ファーストミニアルバム『Closure』をリリースした。

空間を呑み込むように広がるバンドサウンドはもちろんシューゲイザーそのものだ。加えて、足元からふわりと持ち上げられるようなドリームポップの浮遊感が演出されていたり、語り切れない情緒に形を与えるようなセンチメンタルなギターフレーズからはオルタナティブロックの空気を感じられたりと、音楽的な幅をじっくり知ることができるミニアルバムに仕上がっている。Gt,Vo 佐藤の歌声とメロディには繊細さと憂いが満ちており、ただ幻想的なだけではなく、しっかりと耳に残るキャッチーさも兼ね備えていることにも注目したい。

また、今作はプロデューサーとして夏bot(エイプリルブルー、ex.For Tracy Hyde)を迎えたことにより、さらに奥行きのあるサウンドを獲得できたという。
全6曲を通して空間を支配していくprewordsの音を、たっぷり感じて欲しい。