日本語が花開く、ニコラス・エドワーズの歌唱

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はニコラス・エドワーズをご紹介します。

一言一言に想いを乗せて

シンガーソングライターのみならず、楽曲提供やプロデュースまで幅広く活躍しているアーティスト、ニコラス・エドワーズ。母国語は英語でありながら日本語を流暢に操り、言葉に秘められた意味や想いを最大限に伝える表現者だ。

ギタリストだった父親の影響を受け、幼少期から歌手になることを夢見ていた彼。13歳のときに「英語から最もかけ離れた日本語に挑戦してみるのも面白いんじゃないだろうか?」という思いから外国語の授業で日本語を選択すると、ひとつの現象に様々な意味を見出す日本語に段々と魅了されていった。そして、16歳になる頃には「日本でシンガーソングライターになりたい」と口にするようになり、2013年には日本でメジャーデビューを達成。日本語らしい歌唱が少なくなりつつある日本の音楽シーンのなかで、美しい歌詞と想いの乗った表現を今なお貫き通している。

先日配信が開始された「常夜灯」は、良くも悪くも「このまま明けないんじゃないかと思った様々な夜を描いた1曲。喜びも悲しみも全て内包した歌詞には、優しい温もりが穏やかに宿る。一言一句余すことなくこだわりがこめられた表現を味わってほしい。