Walt Jerryが「Sunshine boy」で語る、素直な想い
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はWalt Jerryをご紹介します。
等身大の遊び心を
穏やかな空気を放つトラックに硬派なフロウを刻むラッパー、Walt Jerry。石垣島出身の彼が作る音楽には、太陽が波に反射するようなささやかな煌めきが満ちている。
先日配信が開始された「Sunshine boy」は、生活や住む場所が変わっていく中で、自分とこれからに向き合った1曲。ゆったりとした心地よいテンポに乗せて、綴られていくのは嘘偽りない素直な想いだ。“夢を描いても売れないラッパーで”と自身のことを語りながら、それを嘆くでも鼓舞するでもなく“いつか君を照らすよ”とちょっとばかりの希望を覗かせる。
それでいて、しっかりと韻を踏んでいくのもWalt Jerryの魅力。今作でも“愛”と“I”で踏んだり、“飛ばす酒”と“バースだけ”で踏んだりと遊び心満載だ。
新年早々、目を瞑りたくなるようなニュースばかりが飛びこんでくる日々。自分の心を守るために、ワクワクした心で言葉と戯れる彼の音楽に、ゆらゆらと心地よく揺られるのもいいかもしれない。