今の感性が香る、Clam Crustのロック

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はClam Crustをご紹介します。

現在だからこその音を

新潟を拠点に活動する5人組バンド、Clam Crust。彼らの音楽を聞いていると、00年代10年代の邦楽アーティストの影が見え隠れする。

爽やかなポップスにはヨルシカやMrs. GREEN APPLE、サイケデリックなロックには凛として時雨やTHE NOVEMBERS。日本語を活かした歌詞でありながら、跳躍の多いメロディーラインや曲中で雰囲気のガラッと変わる構成はボーカロイドの影響もあるといっていいだろう。まさしく、2020年代だからこそ現れたロックバンドなのだ。

先日配信が開始された「再会」は、出会いと別れに想いを馳せ、自分は夢を追いかけて進むというメッセージを力強く刻む1曲。ギターの爽やかなカッティングとピアノの麗らかなフレーズが印象的なナンバーになっており、颯爽と背中を押す風が吹き抜けていくよう。ラスサビ前に入っているエモーショナルなギターソロも聞きどころだ。