Nassy Islandが贈る、夏を楽しむスパイス

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はNassy Islandをご紹介します。

癖になる楽しさに満ちて

2020年、中島寛太を発起人とし活動をスタートしたポッププロジェクト・Nassy Island。シティポップ、歌謡曲、AOR等から影響を受けた心地よくきらびやかなサウンドが癖になるアーティストだ。

2024年7月、3年ぶりの新曲としてリリースされたシングル『パタヤのビーチに恋焦がれ』は、遊び心をたっぷり詰め込んだサマーソングに仕上がっている。ボーカルにはアーバンポップバンド・八月の微睡みよりZuhを迎え、そのキュートな歌声を軸に甘やかな夏の景色にフィーチャーしたこの楽曲。タイトル通り、タイのパタヤのビーチを舞台に夏の暑さと爽やかさを歌詞とサウンドの両面から描き出している。「パタヤ」「トゥクトゥク」「トムヤムクン」「ジャスミン」など、あまり耳慣れない単語がスパイスのように散りばめられた歌が異国情緒を煽り、軽やかな没入感を高めていくところが可愛らしくニクい遊び心を感じさせる。1曲を聞き終える頃には、自分も一緒に旅に出たかのような賑やかな逃避感に浸ることができるだろう。

この曲があれば、茹だるような夏の暑さも楽しく乗り切れそうだ。家のベランダで、通勤の道中で、ドライブ中の車内で……様々な夏のシチュエーションと共に楽しんでほしい1曲だ。