秋元リョーヘイがさとう。と描く、別れのとき
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は秋元リョーヘイをご紹介します。
センチメンタルに響くハーモニー
1994年生まれ、千葉県出身のシンガーソングライター、秋元リョーヘイ。ソウルやR&BをJ-POPと掛け合わせ、洗練された楽曲を紡ぎ出しているアーティストだ。
先日配信が開始された「メンソール」は、誰にでも直面しうる別れのときを繊細な描写で綴った1曲。涙腺にくる歌声を持つさとう。をコラボレーション相手に迎えた、エモーショナルなボーカルが胸の奥に突き刺さるデュエットソングとなっている。
感情の機微を捉えた歌声が美しいのはもちろんだが、それを響かせる歌詞も詩的で趣深い。メンソールのタバコを主軸に“ライター”や“煙”、“銘柄”などの言葉を用いて、ストーリーを展開。匂いがうつっても、仕草がうつっても、一緒にいる未来を選べなかったふたりをセンチメンタルに描き出している。ようやく「愛していた」と認めれるようになったとき、一段と重みを持って響くナンバーだ。