カナイリョウタが届ける、困難に立ち向かうパワー

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はカナイリョウタをご紹介します。

本音だからこそ胸を打つ

作詞作曲から編曲まで全ての工程をひとりで行う、2000年生まれの宅録系シンガーソングライター、カナイリョウタ。大学在学中の2021年に活動を開始すると、オルタナティブロックやエレクトロ、EDMといったエッセンスを掛け合わせ、ドラマチックで没入感の高い音楽を生み出してきた。

先日配信が開始された「インファントリー」は、向かい風に抗いながら進んで行く人々の背中を押す1曲。パワフルなドラムや壮大なシンセサイザー、熱のこもった歌声など、どんな大きな困難にも勇敢に立ち向かっていく様が、楽曲の様々な要素に散りばめられている。

全編日本語で綴られた歌詞は、心中を吐き出したように生々しい。“何のためかなんて もう分かんないよ”と揺らぎながらも、未来を信じて“手を伸ばせ 明日を望むなら「どこまでも行けるはずなんだ」って”と鼓舞するよう言葉を紡げるのは、彼自身が無気力な今日を超え、今も光を追いかけているからなのだろう。想いの乗った音楽が、リスナーの心に響くことを体感できるはずだ。