孤独を尊重して通じ合う、ひかりのなかに

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はひかりのなかにをご紹介します。

ひたすらに「あたし」と向き合って

ヤマシタカホ(Vo. Gt.)を中心として、2017年より東京を拠点として活動するロックバンド・ひかりのなかに。2025年よりサディスティック天野がドラマーとして加入し、新体制であらたなスタートを切った。
新体制後初となる楽曲『あたし』を含めた3曲入りEP『ミューズをしんじてる』は、会場限定盤として100枚限定で販売したところ好評を呼びソールドアウト。それを受け、2025年3月22日より各サブスクサービスでも配信がスタートした。

弾けるロックサウンドとしなやかな芯を持った歌声にのせて、ヤマシタカホが紡ぐ言葉には力強い一貫性がある。

《弱みを見せるのはあなたでも嫌なの》《あたしの未来はあたしが決める》(あたし)、《あなたはあなたのために生きてゆければそれでいい》(すてきなひとりぼっち)、《私の痛み、それは私だけのもの/あなたの痛み、それはあなただけのもの》(pray)

自分と向き合うことを諦めないからこそ、似た孤独を知る人を認め、同じではなくても通じ合えること。同調ではなく、個と個のままに尊重し合うことで繋がり合える、それこそがひかりのなかにが爆発させるロックンロールなのだと思う。