Radiant Melancholyが音楽に宿した、言えなかった想い
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はRadiant Melancholyをご紹介します。
思い起こされる、あの日の恋
2017年に鹿児島県で活動を開始したエンターテイメント・ロックバンド、Radiant Melancholy。高校卒業後に1度解散したものの、2020年に再結成。現在では、拠点を東京に移し、どの世代にもスッと馴染むような温かみのある音楽を紡ぎだしている。
先日配信が開始された「sweet」は、居心地がよく離れる理由もなくて、なんとなく一緒にいた人との思い出を詰めこんだ1曲。爽やかで明るいサウンドに、どこか切なさの香るリリックが乗せられたポップチューンとなっている。
軽やかに弾んでいくピアノは、春のウキウキした気分を転写したかのよう。歌心のあるギターリフと絡みあいながら、ブライトにボーカルを支えていく。また、実体験を交えて綴られている歌詞は、感情が豊かに息づいていてストーリーテリングだ。サビで何度も繰り返される“好きだったんだな”も印象的で、一度耳にすると何度も脳内でリフレインされることだろう。口に出せなかった恋を思いながら、聴きたい1曲だ。