チャラン・ポ・ランタンが送る、人生へのエール

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はチャラン・ポ・ランタンをご紹介します。

日々を照らすお守りに

2009年に結成された唄とアコーディオンの姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタン。シャンソンやバルカン音楽をベースとしたドラマチックな楽曲とサーカスを彷彿とさせるユニークな世界観で、唯一無二の煌めきを放っている。

先日配信が開始された『Mito』は、音楽とパフォーマンスで“サーカス”を表現するイベント『RANTAN-CIRCUS2025』で披露された2曲を収録。「生と死」をテーマとした今年の公演にぴったりな、別々のベクトルから人生と向き合える作品となっている。

小春(アコーディオン・姉)が今年の1月に生まれた息子と向き合いながら制作した「Mito」は、母から子へエールを送るようなパワフルなナンバー。幸せばかりではない毎日のなかで、自分の力で進んでいくエネルギーを与えてくれる。もも(唄・妹)が手掛けた「VIVA!生きる」は、彼女自身がメキシコで死にかけた経験から「生きてさえいれば大好きな歌が歌える、そんな人生は最高だ」という想いをこめた1曲。メキシカンなサウンドとハッピーなムードは、悲しい現実を吹き飛ばすほどにエネルギッシュだ。

すべてを投げだしたくなってしまったとき、彼女たちの音楽がお守りのように心を守ってくれることだろう。