人生が音楽に変える、アンビバレントな宿命
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は人生をご紹介します。
入り組んだ音に感情を乗せて
2017年に歌い手として活動をスタート、2020年5月からはトラックメイカーのTakakuzoとのユニット・KAFUNÉ(カフネ)のボーカルとしても活躍するシンガーソングライターの人生。最新のオリジナル楽曲『朽ち果てたら逢おうね』が、現在各サイトで配信中だ。
軽快なテンポ感の中に、目まぐるしい展開と多様なサウンドが詰め込まれた今作。「私」として生きていくことを貫くことによって生まれる心の軋轢と真正面から向き合った歌詞には、哲学的な苦しみが滲む。それでも根底には、苦しみを感じられるのは生きているからこそである、という諦観ゆえの覚悟がある。
『朽ち果てたら逢おうね』という言葉も、本当に全てを諦めること=心が朽ち果てるようなことはするつもりがないからこその逆説的な力強さを宿したものになっており、混沌としたサウンドを通してそこに至るまでの入り組んだ過程を表現しているようだ。
息付く間もなく駆け抜けていく音の中で、生きていくという宿命と向き合い続けるこの楽曲。人生の、アーティストとしての想いをじっくり咀嚼できる作品だ。
