別れに光を見出す、ネコランプ商会と栢本ての

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はネコランプ商会 ・ 栢本てのをご紹介します。

悲しみのために泣いていい

「Crying for Sad」は、音楽プロジェクト・ネコランプ商会と、シンガーの栢本てのによるコラボレーション作品。栢本てのが紡ぐ詩と、Kantaro Tanizawaによる楽曲が溶け合い、繊細で叙情的な世界を描き出す。

先日配信が開始された本作は、慣れ親しんだ場所を離れ、新たな一歩を踏み出す心情を綴った一曲。《ここを出ることにしたの》《だから 元気でね》と、別れの寂しさをやわらかな言葉で包み込んでいく。

《瞳は湖 ならば/あなたの瞳を泳いでみせる/静かな波の中/光をみつけるわ》という比喩が印象的で、悲しみの奥にある微かな希望をすくい上げる。《悲しみのために泣いて》と歌うように、涙をそっと肯定してくれるやさしさに満ちた一曲。心が揺れた夜、静かに寄り添ってくれるナンバーだ。