ざらばんしが描き出す、ありふれた日常に取り残された想い
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はざらばんしをご紹介します。
あなたの記憶にもリンクする
2022年、京都を拠点に活動を開始したシンガーソングライター、ざらばんし。ソロアーティストでありながらバンドサウンドを扱い、繊細なワードセンスで日常の機微を掬い上げている。
先日配信が開始された『今泣いてしまえば』は、誰かと過ごしていた“いつも通り”の大切な日々を思い出しながらも、どうにもできない心の中を表した作品。なんでもない日のワンシーンをピックアップし、緻密に描き出すことで、取り残された感情に光を当てている。
EPを通して紡がれているのは、とある二人のストーリーエンド。終わりかけから、その後までを定点的に追いかけ、ひとつの物語を鮮やかに映し出している。エモーショナルなリリックもさることながら、遊び心だった忘れない。《忘れたいだけ》と《忘れたい誰》で踏んでみたり、《もう染まってしまうから》と《もう嘘待ってしまうから》で音を重ねてみたり。「心がくたばるよ」で魅せたクリエイティビティが、爆発した1枚だ。
