Opus Inn

インタビュー

自分たちが思っているよりOpus Innが広まってきている

第1回はバレーボウイズがグランプリ、東郷清丸が特別賞を獲得と、まさに今、日本で萌芽しつつあるユニークな才能をキャッチフレーズどおり”無差別級”で選出する”BIG UP!”のライヴ・オーディション”TOKYO BIG UP!”。今年のグランプリを獲得したOpus Innが、昨年リリースしたEP『Time Gone By』を8月8日にレコード化してリリース(※8月1日一部店舗先行リリース)することが決定。洗練されたトラック・メイキングは現代のAORと呼ぶに相応しく、長く愛聴したくなる普遍性も。今回はグランプリ受賞後の手応えや今後の活動について堀内美潮に話を訊いた。

-無差別級ライヴ・オーディション”TOKYO BIG UP!2018″でグランプリを獲った手応えは現状いかがですか?

“BIG UP!”のことを全然知らない人も、”優勝したの?”と言ってくれてたりしたんで、自分たちが優勝したことは思っているより広まってたんだなと思いました。

-Opus Innという名前とサウンドがリスナーに浸透してきた感触はありますか?

8月8日にEP(2017年リリースの1st EP『Time Gone By』)をレコード化する(※8月1日一部店舗先行リリース)んですけど、HMVの紹介文で、”フューチャリスティックかつ甘美なレイドバック感に満ちたサウンドスケープが最高に心地よい”というのは書かれて結構嬉しかったというのはあります。

-レコード化はふたりからのアイディアなんですか?

もともと出したいのはやまやまだったんですけど、たまたまそういう話を貰って、もうぜひ、みたいな感じで即決で”出したいです”とお返事して出すことになりました。

-Opus Innは今、エレクトロニックやドリーム・ポップ、インディーR&Bのニュアンスはありますけど、今、作っているものの傾向はいかがですか?

もちろん、前回のものも引き継ぐところはあるんですけど、ずっと変化して、テンポも変わってたりしていて、一気に変われたらなっていうのもありますね。

-どういう方向に変わりそうですか?

ちょっとR&Bの要素が入ってたりする曲も多いですね。ただ、最近はブラック・ミュージックばっかりなんで、このムーヴメントが終わるのか? っていうのは思ってて。それが終わったときの音楽ってどんなんやろ? っていうのはずっと考えてたりしています。と、言いつつあんまり逆に考えんと、好きな曲を作っていけたらいいなとバンド始めたころからずっと思ってたんで。それは忘れないようにしたいなっていう部分もあるんですけどね。

-そして『Time Gone By』収録曲(「Few(feat.Narumi)」、「No Time」)のリミックスも出て。リミックスの人選ってどうやって決まったんですか?

今回は配信だけなんですけど、もともと、アメリカにラップをやってる友達がいて。その人と一緒に作りたいとは言ってて、曲を送り合ってたりしてたんですけど、なかなかできずだったんです。軽い気持ちで”リミックスしてよ”みたいな感じで言ったら、すぐ音源が返ってきて、聴いたらめっちゃ良かったんで、リリースしようということになりました(笑)。

-2018年後半の目標はありますか?

後半は新たにEPをCDとしてULTRA-VYBEからリリースできることになって。もちろん配信もするんですけど、そのリリースに至るまでが目標ですね。まだ形になってないものも多いんで、それを制作してリリースできればと思います。

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