水彩画のように描かれる、krypton menのサウンド

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はkrypton menをご紹介します。

ひとつひとつを丁寧に

日本語を曲タイトルにしていながら、英語で歌詞を紡ぐアーティスト、krypton men。アーティスト写真にはキーボードを弾く人とギターを鳴らす人が描かれているが、素顔は謎に包まれている。

彼らの楽曲は、楽器のように響くボーカルとキラキラさえずるギターが印象的だ。雨粒が空からぽつらぽつら零れる様子や雲間から覗いた太陽の光を、水彩画を描くように声や音で表現していく。シンプルでありながら、必要な要素をしっかりとくみ取ったクリエイティブは彼らの特徴といってもいいだろう。

先日配信が開始された「AME-NO-NIOI」は、ゆったりとしたリズムと柔らかい空気感が心地よいナンバー。鍵盤やハイハットのビートが、雨が地面を打つように弾んでいく。雨を眺めながら温かいコーヒーと共に聴きたい1曲だ。