寄りかかりたくなる、むらかみなぎさの歌

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はむらかみなぎさをご紹介します。

揺るぎない歌声

神奈川県出身の女性シンガーソングライター・むらかみなぎさは、2018年に保育士として働く傍ら、都内の喫茶店やライブハウスにて活動を始めた。彼女の魅力はなんといっても芯の通ったその歌声だ。様々な表情をつけながらも、常にピンと伸びた背筋のような真っ直ぐさを感じる。その揺るがなさに、聴く方は思わず体を預けたくなる。

10月に配信リリースされた「マイ・ソングス」は映画『最悪は友達さ』の劇中歌として書き下ろされた楽曲。俳優として売れることを目指し、真っ直ぐに生きる主人公への想いが込められたむらかみからの応援歌は、映画と共に真っ直ぐに生きる全ての人を抱きしめてくれるような温もりを感じた。そこには、彼女にしか見つけられない世界を映し出した言葉とメロディがある。

決して大それたメッセージをぶつける訳ではない。部屋に生けられた一輪挿しの花のようにさりげなく、彼女の歌は多くの人の心を救っていくのだろう。